正看護師と准看護師の違いをメリットとデメリットから知る

どちらがいいの?正看護師と准看護師

正看護師と准看護師の違いは一体何か、明確に知ろう

職種によるメリット・デメリット

職種によるメリット・デメリット

正看護師と准看護師の違いをよく理解するためにはそれぞれのメリットとデメリットを知ることです。まずは正看護師のメリットである雇用の安定、6Kと言われるデメリットについて理解しましょう。正看護師は国家資格だけあってさまざまな面で安定しているのが特長です。一方、准看護師には年齢が問われないことや資格取得のハードルが低さといったメリットやとキャリアアップの難しさというデメリットがあります。それぞれのメリットとデメリットをよく理解することによって正看護師と准看護師の大きな違いが見えてくることでしょう。

正看護師は安定した仕事

正看護師のメリットは何よりも安定しているということに尽きます。給与の水準も他の職種と比べて高く、雇用もとても安定しているということが言えます。准看護師も含めて看護師の職場は病院が多くなりますが、その医療施設はほとんど倒産するということがありません。そのためよっぽどのことをしない限り解雇されることはありませんし、もし倒産することになっても人材確保のため職員は引き続き雇用してもらえる可能性が高いため、仕事を失うというリスクはありません。

正看護師のデメリットは6K

正看護師のデメリットとなるのはブラック企業を表現する際の3kである「汚い」「きつい」「危険」の3つに加えて、「帰れない」「厳しい」「給料が安い」の3つを加えた6kで表現されることがあります。具体的にみていくと休憩もままならないほど常にハードに動き回っている割に給料が安い、人の生死にかかわるため精神的にきつい、夜勤で生活リズムが乱れる、などがあります。精神的にも体力的にもきつくてつらいのが正看護師のデメリットと言えるでしょう。

准看護師は正看護師よりハードルが低い

准看護師の最大のメリットと言えるところが資格取得のハードルの低さとなります。正看護師は資格取得するまでの期間と学費、そして国家試験などの面でハードルが高くなっています。それに比べて准看護師は資格取得までの期間も短く学費も正看護師にほどかからないため、医療業界に関係ない全く別の職業から転職を考えている人にとっても資格は取得しやすくなります。また、准看護師は年齢層が高めの人が多いため、30代や40代など転職に迷ってしまう年齢の人でも気にすることなく転職に踏み切ることができます。

正看護師と比較した准看護師のデメリット

正看護師と准看護師を比較した際の准看護師のデメリットについて紹介しています。月々の給与の平均をまず比較してみると、准看護師は平均月収28万円となっており、正看護師は平均月収33万円となっています。さらにこれからボーナス込みの年収では准看護師が平均407万円に対して正看護師は平均475万円となっています。年間67万円の開きがあるため、単純計算で正看護師は同じ生活をしていても年に67万円の貯金ができる計算となります。このようにそれぞれを比較した准看護師のデメリットを知っていきましょう。