専門性の高い正看護師
正看護師の資格
正看護師とは看護師の資格を有している看護師のことを指しています。看護師の資格は保健師助産師看護師法によって定められている資格であり、厚生労働省がその国家試験を施行している国家資格となります。この資格を所有していると、患者の療養上の世話や診療の補助を行うことができます、具体的には血圧の測定や体温の測定から注射や点滴といった治療の補助です。
また、病院でも在宅医療でも医師や薬剤師と専門家によるチームを組んで治療を進めるチーム医療が積極的に取り入れられています。正看護師はこのチームの中で患者さんと最も接点があるため重要な役割を担っていますが、このような環境の中で適切な診療や治療の補助を行なっていくためには正確な知識と技術が必要です。そのため、正看護師になるためには看護学校などで専門的な養成教育を受け、国家試験に合格することが義務付けられています。
資格の難易度
看護師の資格を持ち正看護師として活躍するためには専門的な養成教育を受ける必要があり、さらにその養成教育を受けた上で国家試験に合格しなければなりません。試験科目は専門学校などで教えてもらうところから出題されるため、基本的には養成教育課程で習得することができます。試験の合格率は90%程度なので、合格率はかなり高いと言えます。しかし年に1回しか受験する機会はありませんので、不合格となってしまうと資格の取得はさらに1年伸びてしまうことになります。
資格を取得するための最も大きなハードルとなるのは、資格を取得するために必要な養成教育を受けることです。専門学校などの文部科学大臣が指定している学校で最低でも2年以上勉強しなければなりません。
正看護師のメリット
看護師は人の命に関わる仕事であるため、専門的な養成教育を受けることが義務付けられている資格です。そのため知識も技術も質の高いものを持っていることが必要ですので、資格取得までには努力も必要ですし学費などの資金も必要となります。しかし看護師の資格を持っている正看護師は需要がとても高く、求人に困ることがほとんどないと言っても過言ではありません。一度資格を取得しておけば職に困ることもありません。
さらに専門性が高いことから一般の仕事に比べて給料が高い傾向にあります。日本看護協会の調べによると、2013年1月に支給された給与総月額は平均約37万円となっていますが、サラリーマンの1月の推計平均月収は35万円だったので2万円ほど上回っており看護師は他の職種と比べて給与が高いということを裏付けています。